沿革

2025年8月|本法人の設立につながるプロジェクト「Voices for All」を開始

次世代の難聴支援技術として注目されるAuracast™を活用した補聴システムの社会実装に向け、国内初の検証プロジェクト「Voices for All」を開始。東京工科大学 吉岡研究室が中心となり、聴覚障害当事者団体の協力のもと体験会を実施。

● 8月9日 大阪府中途失聴難聴者協会の協力で説明会を実施
●8月30日、一般社団法人Bridge Heartの協力のもと、大阪で体験会を実施。人工内耳装用者5名が体験し、新しい補聴支援システムの効果を確認した。

 

2025年10-11月|体験会の拡大とメディアの注目

体験会の規模が拡大し、メディアからも注目を集める。オーティコン補聴器主催のコンサートでの体験会の様子がNHK全国ニュースで放映された。一般社団法人全日本難聴者・中途失聴者団体連合会の全国大会では100名が体験会に参加。

● 10月11日 一般社団法人Bridge Heartの協力のもと、大阪で説明会を実施

● 10月19日 オーティコン補聴器主催のコンサートで試験運用

● 11月1日 全難聴全国大会で体験会を実施

2025年11月22-24日|日本初開催のデフリンピックにブース出展

東京でデフリンピックが開催され、プロジェクトの体験ブースを出展した。日本で初めて開催される大会ということもあり、メディアからも多くの注目を集めた。ブースには世界各国から聴覚障害者や支援者が訪れ、最新の補聴支援システムを体験した。
 

● ブース出展の様子

2025年12月13日|TOA株式会社と実証実験を実施

公共空間向け音響機器を開発するTOA株式会社と連携し、Auracast™を活用した補聴支援システムにより非常用放送設備のアナウンスを補聴器や人工内耳に直接配信する国内初の実証実験を実施。実験は同社の開発拠点「ナレッジスクエア」で行われ、システムの実用性と有効性を検証した。

実験では、館内注意喚起放送、鉄道や空港など交通機関の運行案内、避難誘導など、公共施設で想定されるアナウンスの配信を検証した。さらに株式会社アイシンの協力により、リアルタイム音声認識アプリ「YYSystem(ワイワイシステム)」と連携した字幕表示機能も実装。スマートフォンでの表示に加え、スマートグラスによる情報提示の検証も行った。

 

● 実証実験の様子

 

2026年2月-3月|対象と地域を広げ体験会を実施

・2月6日、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団にて補聴支援システムの説明とデモンストレーションを実施。バリアフリー研究者や国土交通省職員など14名(オンライン参加4名を含む)が参加。

・2月26日、「SLGs(Sustainable Listening Goals) 9th ―地域の補聴診療の連携―」に登壇。補聴器メーカー、補聴器販売店、耳鼻科医、言語聴覚士などが参加する中、「公共空間における音声情報アクセシビリティのミライ」と題し、新しいテクノロジーによって聞こえのバリアフリーが広がる未来への展望を紹介した。


・3月8日、大阪で開催された「LiD/APDシンポジウム」にて体験会を実施。聴覚障害はないものの、雑音下で聞き取りが困難な症状を持つ当事者に体験してもらった。


・3月21日、難聴児とその家族を支援する「声援隊」主催のイベントが長崎で開催され、体験会を実施。九州での開催は初めてとなり、耳鼻科医や当事者とその家族が参加した。

 

● の様子
 
 
 

2026年3月25日|一般社団法人 音声情報アクセシビリティ 設立

・音声情報アクセシビリティの実現には、多くのステークホルダーが関わり、その領域も多岐にわたる。障害当事者、研究者、メーカー、公共施設や交通機関、政府、自治体など、さまざまな立場の人々をつなぐプラットフォームとして、一般社団法人音声情報アクセシビリティを設立。国内外のステークホルダーの中心となり、音声情報アクセシビリティの普及と社会実装に向けた活動を開始した。